今回は矯正と健康保険に関してです。


hokensyou



矯正は健康保険がきかないという話を聞く事があるかもしれません。
ほとんどの歯列矯正はその通りきかないのですが、一部保険診療適応のものがあります。

保険診療適応の歯科矯正治療とは?


保険診療適応な症状は日本矯正歯科学会のホームページに記載されています。

1 厚生労働大臣が定める疾患

 この疾患は大きく2つに分かれます

 ①唇顎口蓋裂

     先天的に唇やあごの骨が割れている状態です。日本では500人に1人の割合で出生しています。
  あごの骨が割れていると不正咬合になる可能性が高く、歯科矯正治療が必要となります。

 ②先天的な症候群など

  ダウン症候群をはじめとする不正咬合を伴った症候群です。
  症候群とは異なりますが、6歯以上永久歯の先天な欠如もここにあてはまります。

2 あごの骨の外科手術を伴う顎変形症

  顎変形症とはあごの骨の形・大きさの異常やバランスが崩れているために、咬み合わせが悪くなっているものです。

3 前歯3本以上の萌出不全のための開窓牽引

  新たに保険診療適応となったのがこちらです。埋伏という症状があります。上の犬歯(八重歯)で起こる事が多いのですが、何らかの原因で歯ぐきから出てこれず歯が生えなくなった状態をいいます。その場合、歯ぐきを切って(開窓)矯正装置をつけ、正しい位置まで歯を引っ張ります(牽引)。

保険診療適用の矯正治療を受けられる医療機関とは?


1 育成医療(自立支援医療)指定医療機関

 育成医療とは、18歳未満の児童で身体上の障害があるもしくは疾患を放置すると将来的に障害を残す恐れがある場合、確実な治療が期待できるものに対して、指定医療機関で受けた医療費を助成する制度です。「厚生労働大臣が定める疾患」が対象です。

2 顎変形症の矯正歯科治療が保険適用される医療機関

 機能検査(顔の筋肉の筋電図やあごの動きの測定)をおこない、あごの骨を切る外科手術前後の歯列矯正治療をします。

保険診療適用の矯正治療で使用される装置は?


 健康保険で料金が決められているため、基本的な装置が使用されます。成人では歯の表側につく矯正装置がそれにあたります。
 いわゆる目立たない装置(白い針金での矯正、歯の裏側からの矯正、マウスピース矯正)は保険診療適用外となり、あごの骨を切る外科手術も保険診療適用外になります。

医療法人KOM
いわぬま矯正歯科クリニック


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