こんにちは、
宮城県岩沼市にある
いわぬま矯正歯科クリニック院長の
小森です。

 今回は「矯正治療の料金」に関してです。
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 ご相談を受けていると「矯正は料金が高いので…」という理由で、今まで治療を躊躇していたという方が相当数いらっしゃいます。
 歯列矯正は高額ですので、治療の開始に慎重になるのも理解できます。
 それでは、歯列矯正の値段はどのように決まっているのでしょうか? 

保険診療と自費(保険外)診療


 歯の矯正で健康保険がききますか?でもお話しましたが、歯列矯正のほとんどは保険が適用されません。

保険診療とは?


 保険診療は、公的医療保険制度が適用されるものです。保険者(健康保険事業の運営主体)から一部料金が負担されます。
 疾患ごとに検査・治療が決められているため、料金は全国どこでも(離島は除く)均一にされています。処置に対しての料金なので技量は全く関係なく、新人ドクターであろうがスーパードクターであろうが同じ料金です。

自費(保険外)診療とは?


 公的医療保険制度が適用されない診療のことです。全て料金は自己負担となります。
 料金は医療機関で自由に設定可能です。そのため疾患や治療内容が同じだったとしても、医療機関ごとに異なった料金になります。

自費(保険外)診療の料金に関わる要因


 他の業種と同様に、物の値段には様々な理由が存在します。歯科の保険適用外の診療料金は以下の要因で決定されます。

①材料費


 歯列矯正は何かしらの装置を必要とします。その装置を自作するのであれば原材料の料金、技工士に作製を依頼するのであればその技工費です。

②技術費


 矯正治療は材料があればできる物ではありません。そこには経験に基づく診断能力や装置を取り扱う技術能力を必要とします。直接目に見える物ではありませんが、料金として算定に値する事項です。

③医療機関運営に関わる経費


 その他にも医療機関を運営するための必要経費があります。例を挙げるなら、人件費・家賃・光熱費etc、、、挙げたらキリがありません。

④周辺の料金設定


 いわゆる「相場」と呼ばれるものです。周辺の状況によって変動します。歯科医院が多い地域は競争原理が働くので、必ずしも都心部が高く地方が安いというわけでもありません。

料金が安ければ良心的なのか?


 前に述べたとおり、歯列矯正の料金は全て自己負担であり、様々な要因によって決定されます。そのため、他の歯科診療の料金は数百円~数千円程度であるのに対して、歯科矯正治療の料金は数十万円になってしまうので、かなり割高な印象を受けてしまいます。
 しかし、その料金の成り立ちを調べると、理由もなく高いのではありません。

 治療を受ける側からすれば安い方が良いに決まっていますが、質が一定の電化製品などと違って医療は受ける所が変わると、ドクターをはじめ様々な状況が変わるため大なり小なり質が変化します。質の違う物を比較するのであれば、安い方が必ずしも良いとは限りません。

 矯正歯科の良い選び方はありますか?では、歯列矯正をする病院の選び方をご説明しました。

 薄利多売で安く治療を受けられる所もあると思いますが、「しっかりした治療を受ける事ができる金額なのか?」と考えてみる必要はあるかもしれません。

まとめ

 2000年代初めのハンバーガーなどのファストフードや、2010年代初めの牛丼など、値下げ競争が激しくおこなわれていた時期がありました。いわゆるデフレ(デフレーション)という状態で、このようになると、

(1)物の値段が下がる
(2)給与が下がる
(3)消費が冷え込む
(4)物の値段が下がる


以上のような負のスパイラル(連鎖)になり、結果的に景気が悪くなります。

 人は歯だけで生きているわけではありません。なので、他にもお金を使う所がたくさんあります。そのためにはある程度の節約は必要です。

 だからと言って、「安物買いの銭失い」では意味がありません。

 事前にしっかり情報を得て、自分に合った医療機関を見つけて頂ければ幸いです。

医療法人KOM
いわぬま矯正歯科クリニック
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